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萌学の紹介

萌学(もえがく)とは、2003年頃より秋葉原大学で始まった現代のサブカルチャーを主な研究領域とする新しい学問体系です。1990年代後半から「萌え」という概念が、徐々に台頭してきました。そして今や萌えは、私たちの生活に欠かす事の出来ない重要なファクターとして、日常生活の内側に存在しています。しかしながら、私たちは萌えの実体について感覚的な理解を行っているだけであり、その結果、萌えの在り方は非常に曖昧で客観性を欠いたものとなってしまいました。21世紀に突入した2000年以後、ヲタクのみならず、社会的権威のある各種シンクタンクから萌えについての研究が為されるようになりました。しかしその殆どは萌えをキーワードに展開される商業的効果について論じられるものばかりであり、そもそもなぜ萌えが台頭したのか、萌えがヲタクにどのような影響を及ぼすのか、そもそも萌えとは何かという事について、十分に議論されるものではありませんでした。

一方、コミックマーケットにおける評論ジャンルに目を向けると、萌えについての研究を様々な観点から行った報告がいくつも出展されています。萌えについて、萌えの最大受容者たるヲタク自身が客観的に考察を行うという風潮が生まれているのです。秋葉原大学は、その評論ジャンルで活動する諸サークルの一つとして、萌えの研究・教育活動を行っています。

 

秋葉原大学の萌学の特徴

秋葉原大学では、萌えを理解する上で既にある社会科学の概念を参考とし、萌えに関する諸要因の定義づけと理論化による萌え諸要因の概要規定を中心とし、独自に発展させた萌学体系論に沿った体系的学問としての萌学の整備を進めています。一般萌学(基礎萌学)と呼ばれる萌えという事象の総体を理解する為のジャンルと、専門萌学と呼ばれる作品解釈等に代表される具体的な主題について論じるジャンルの2つの流れを作り、日々拡大変化を遂げる萌えに、学問が追従出来る発展性を実現性と、実際に起こった事象について説明しうる拡張性を確保しています。徹底的な言葉の定義により小さな(具体的な)事象を規定し、萌えを包括的に説明しうる理論による説明を行う事で、萌えについて部分的な理解を行い、その理解を集合させる事で萌えの全体像を理解するという思想に基づき展開されているのが秋葉原大学の萌学なのです。

また秋葉原大学では、萌学をより多くの皆さんに知って貰うため、萌学講義を年に数回開講しています。社会に対し、秋葉原大学の研究成果を還元する機会を設け、同時に秋葉原大学における研究内容に対する社会からのフィードバックを得る機会としても活用されています。この他に、他の研究者向けにコミックマーケットにおいて、論文雑誌萌例タイムズを刊行しています。

 

萌学の意義

萌えと言う言葉を聞く機会は年々増えています。しかし萌えとは具体的に何か?という疑問に直面したとき、的確な答えを返せる人がどれほど存在するのでしょうか?  賛否は別として、現代社会における萌えの範囲が現在進行形で拡大しているのは事実であす。それは萌えを用いる中心核たるヲタク層が拡大し続ける限り、継続するものであり、また今この瞬間からヲタクが衰退するとは考えにくいものでしょう。  こうした時代の潮流もしくは背景ともいうべき現状を踏まえ、教養として萌えとは、一体どのような状況で、何を指す為に用いる言葉なのかいうことを理解しておいても決して損にはならないでしょう。萌えと言う概念を正しく認識することは、今後訪れる萌えと正面から対峙すべき時に、その概念を曲解することなく、戸惑うことなく、そして恐れることなく接することが出来るという意味があります。ヲタクではない多くの人にとって萌えとは未知の領域です。しかし未知の領域に蓋をしたまま残してしまうことは自身の成長の可能性の胎児を殺す行為に等しいと言っても過言ではないのではないのでしょうか?  萌えの概念を通じて新しい世界を広がる可能性は大いにあります。それは自身が萌える・萌えないに関わらず等しくもたらされるものでもあります。萌えに対する先入観を排し、新しい概念である萌えに冷静に臨むという態度が、これから訪れる社会の萌え化の進展が、要求するものだと考えています。